今週の月曜日は母の日でした。
母親は子どもにどのように接すれば良いか頭を悩ますことが多いだけに、母の日は母親にとってとりわけ嬉しい日でしょう。
そういえば、子どもへの「声かけ変換表」というものがあるということを国立医療研究機構の研究班のメールマガジンで知りました。
この研究班は、言葉を中心とした発達の様子の研究をしているグループで、
調査に協力した親に子育てに関するメルマガを送っています。
私も認知行動療法の視点から少しだけお手伝いをしているので、メルマガが送られてきます。
このメルマガでは、国立青少年教育振興機構が、子ども時代に親や教師、近隣の人たちからほめられたり叱られたりしたことが多い人は、うまくいかないことがあってもくじけにくく、自分に自信を持って生活できている人が多いという調査結果が紹介されていました。
子育てでは、子どもにきちんと向き合っていくことが大事なのでしょう。
そうは言っても、子育てというのはなかなか大変です。
子どもだって一人の人間ですから、そう簡単に親の言うことを聞くわけではありません。
とくに子育て真っ盛りの若い母親の場合には、外に自由に出て行くこともできず、自分の狭い世界の中に閉じ込められた感覚になることが少なくありません。
そうすると、些細なことでもつい厳しい口調で注意をして、後で後悔することも多くなります。
そうしたときに少しでもよい言い回しができて気持ちが楽になるようにと考えられたのが、「声かけ変換表」です。
その例をいくつか紹介します。
「うるさい!」は「声を“これくらい”にしてくれる?」に。
「しつこい!」は「ママ、だんだん腹がたってきたよ」。
そして、「(こぼしたら)拾って」は「ニンジン逃げた!捕まえてくれる?」。
読んでいるうちに楽しくなってきます。
この他に、こどもの短所を長所に見えるようにする「凹凸変換表」もあります。
「こだわりが強い」は「意思が強い」、「粘り強い」、「心配性」は「細部に気がつく」「繊細で優しい」といった具合です。
「声かけ変換表」や「凹凸変換表」について詳しく知りたい人は、「楽々かあさんのアイデア支援ツールと楽々工夫log」というサイトの「接し方のコツ」にアクセスしてみてください。
↓楽々かあさんのアイデア支援ツールと楽々工夫log
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