暑い日が続いています。
夜も蒸し暑くて眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めて、次の日にだるさが残るという人は多いのではないでしょうか。
そうすると、少しでも長く横になっていようと、早めに床についたり、朝ゆっくり起きたりしたくなります。
とくに、夏休みで予定がないときには、少しでも長く床にいて睡眠不足を取り返そうとします。
しかし、そのように早く床についたり、朝遅くまで床のなかにいたりすると、睡眠のリズムが崩れてくることがあるので注意が必要です。
それに、眠りが浅いときに長く床のなかにいると、ますます眠りが浅くなりやすいことがわかっています。
こうしたときの対応として、まず大切なことは、気持ちよく眠れるように環境を整えることです。
暑くて目が覚めるようであれば、寝具を工夫したり、エアコンを調整したりして、少しでも涼しく眠れるようにします。
そのうえで、睡眠時間を短くするようにします。
眠りが浅いのに睡眠時間を短くして良いのか、と疑問に思う人がいるかもしれません。
疑問に思う気持ちは分かるのですが、一般に、眠りが浅くなっているときには、睡眠時間を短くする方が良いのです。
私自身、早めに床に入って寝てしまうと、いつも以上に夜中に目が覚めるという経験を何度もしています。
だらだらと布団の上に横になっていると、何度も目が覚めたり、イヤな夢を見たりするようにもなります。
逆に、少し遅い時間に寝つくようにすると、朝まで目が覚めずにぐっすりと眠れることが多くなります。
ただ、そのように遅く寝たときにも、生活のリズムを崩さないようにするために、同じ時間に起きるようにしてください。
睡眠時間を短くする方法は、暑さだけでなく、ストレスのために眠りが浅くなっているときにも使えます。
それでも眠りが浅く身体のだるさが続くときには、専門的な対処が必要になりますので、信頼できる医療機関を受診して相談した方が良いでしょう。
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■講演情報
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「子どもたちのこころと夢を育てる方法」
日時 : 2018年8月19日(日)14時~15時半(13時半開場)
講師 : 大野裕
詳細はリンク先よりご覧くださいhttps://www.cbt-education.org/