先々週の金曜日に予定されていた東京都のオンライン講演会は無事に終わりました。
講演の動画は、しばらくして東京都公式YouTubeチャンネルに掲載されることになっているので、関心のある人はご覧になっていただければと思います。
オンラインの配信は多くの人に視聴していただけるというメリットがある反面、新しい試みだけに思うようにいかないこともあります。
この講演では配信に専門家が入って実施され、事前に入念にチェックして開始したのですが、講演の途中で音声が配信できなくなるというトラブルが起こりました。
私はただ話すだけなのでまだ気が楽だったのですが、配信をしていた専門家の人たちはかなりあわてていました。
ただ、これもオンラインの良いところですが、うまくいかないことがあれば視聴者からすぐにメッセージが入ります。
そうしたメッセージも参考にしながら改修をすることで、ほどなく音声の配信を再開することができたようで、配信現場に安堵感が漂いました。
こうした安堵感のような雰囲気を参加者が感じられないのがオンラインのデメリットなのですが、その一方で、周囲からのプレッシャーを感じないで自由に視聴できる点はオンラインのメリットです。
私がとくにそれを感じるのは、質問コーナーに入ってからです。
会場でのリアルな講演会だと、質問がないか司会者が尋ねても、なかなか質問が出ないことがあります。
多くの人がいるなかで質問するのはとても勇気がいります。
雰囲気に圧倒されて、聞きたくても質問できない人もたくさんいます。
それに対して、オンラインだと質問コーナーに文章を書き込むだけですので、気軽に質問をすることができます。
そのため、多くの質問が届きます。
今回も、次々と質問を書き込んでいただき、それに答えているうちに予定の30分が過ぎてしまい、中締めをしてからさらに答え続けることになりました。
そのなかには、昨年の10月初めに「こころトーク」で書いたような、ストレスを感じると甘いものを食べすぎてしまうと言うことに関連した質問もありました。
最終的には、質問時間が60分経ったところで時間切れになり、すべてに答えることができませんでしたが、それだけ多くの人たちと交流できたのは、オンラインならではの素晴らしい体験でした。