こころトーク

2015.11.20

第8回 「ラグビー日本代表にみる認知行動療法のポイント」

ラグビーの日本代表の活躍が話題になりました。

私は、ラグビーのことはほとんどわからないのですが、体力的には必ずしも恵まれているとは限らない日本代表が、世界を相手に互角の戦いをしたことは、私たちを力づけるものでした。

テレビで観ていると、日本代表チームの練習は、すごいものだったようですね。

テレビには、厳しい練習を積み重ねている様子が映し出されていました。

日本代表になれるような人並み外れた身体的能力があるからこそ、あのような練習に耐えられたのだろうと思います。

とうてい私には無理だと考えながらテレビの映像を見ていたのですが、それをは練習それ自体に目を向けているからではないかと考え直しました。

あのような練習が可能になった背景には、認知行動療法と共通する工夫がいくつかあったのだろうと思います。

それはまず第一に、諦めないことです。

「体力が劣っているから、どうせ何をやってもダメだ」と考えると、何かをしようという気力が弱くなってきます。

「こんな大変な練習なんか、できっこない」と考えてしまうと、練習をしようという気力は出てきません。

できるかできないかは、やってみなければわかりません。

第二に、やるときには、できることから少しずつやっていくことです。

日本代表チームの練習を観ていると、あのようなことはできないと考えてしまいますが、あれは日本代表チームの選手のために考えられた練習です。

おそらく、選手が工夫すればできるレベルの練習なのだと思います。

ただ、そのレベルは人によって違います。

私たちは私たちで、自分にできるレベルを考えて、工夫すればできる可能性があるこをとやるようにすれば良いのです。

そして、第三は、これも有名になった五郎丸選手がキック前に手を組み合わせる、あのポーズです。

ルーティーンと呼ばれる決まった手順は、先週紹介したこころのチェックリストを確認するのと同じで、自分を取り戻し、本来の力を引き出してくれます。

今回紹介した3つのポイントは、ラグビーなどのスポーツだけでなく、日常のいろいろな場面で使うことができます。

 

 

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