こころトーク

2015.12.11

第11回 「思い悩んだらチェックしてみましょう」

先週に続いて「反すう」について考えてみます。

「反すう」というのは、結論が出ないままいろいろと思い悩んでいる状態です。

もちろん、問題があるときに思い悩むのは自然な心理です。

問題があるのに、むやみに突進してさらに傷口を広げてしまうのは、良いことではありません。

ただ、考え込んでいるときには、それが前向きになっているかどうか、気をつけるようにしてください。

私たちは、思い悩んでいるようで、じつは現実から目をそらそうとしていることがよくあります。

「どうしてこんなことになったんだろう」

「あんなことをしなければ良かったのに」

こうした考えは、原因を探って問題に対処しようとしているようで、じつは現実から目をそらしているのです。

先週も書きましたが、いくら考えても原因がわからないことはありますし、実際にしてしまったことは変えようがありません。

このように自分の力ではどうすることもできないことを考えてしまうのはなぜかというと、自分を責めている間は現実の問題に目を向けないですむからです。

現実の問題に目を向けないでいると一時的に気持ちが軽くなるかも知れませんが、問題は解決せず、ますますつらくなってきます。

せっかく思い悩むのであれば、そのエネルギーを前向きに考える方向に向けた方がずっと良いでしょう。

それでは、今考えていることが前向きかどうかはどのようにして判断すれば良いのでしょうか。

ちょっとその考えから距離を取って、その考えが自分の役に立っているかどうかを自己チェックしてみてください。

・そのように考えることで気持ちは楽になっているでしょうか。

・何か新しい気づきは生まれているでしょうか。

・問題を解決する方向に進んでいるでしょうか。

もしこの3つのどれかが起きているようであれば、それは前向きの考えと言えるでしょう。

もしそうでなければ、それは「反すう」です。

「反すう」と気づいたときの手立てについては次週、紹介します。

 

 

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