こころトーク

2016.03.11

第24回 「「行動実験」をしてみよう」

前回、頑張りすぎているかどうか判断できないときには「行動実験」をするのが良いと書きました。

行動実験と書くと何か物々しい感じがしますが、そんなに難しいことではなく、試しにちょっとやってみるということです。

悩んでいるときには、「どうせダメだろう」と最初から諦めたり、「大変なことになったらどうしよう」と心配になって立ち止まったりして、なかなか行動に移すことができません。

しかし、ダメかどうかは、行動しなければわかりません。

大変なことになるかどうかも、行動してはじめてわかることです。

何が自分にとって良い行動かどうかということも、行動することでわかってきます。

自分で扉を閉めてしまっては、先に進むことができません。

そうしたときに、ちょっとだけ試しの行動をして様子をみる。

それが行動実験です。

これもまた私たちが日常生活のなかで自然にしていることですが、少し意識してやってみてみるようにという意味を込めて、行動実験という、ちょっと難しい言葉を使っています。

行動するとき、私たちはうまくいくかどうか、つまり成功するかどうか気になります。

一歩を踏み出せないのは、うまくいくと確信できないからです。

でも、うまくいくとわかっていれば実験をする必要はありません。

わからないから実験をするのです。

実験の目的はデータを集めることです。

データが集まれば、それだけ的確な判断ができるようになります。

そして、これは実験ですので、小学校や中学校の理科の実験と同じように、事前に計画や準備をする必要があります。

事前の準備は、計画をスムーズに進めるためにも大事です。

どのようなタイミングでどのような行動をするかを具体的に考えて、その行動をするために必要な手順を考えます。

もちろん、その行動の支障になりそうなことがないかどうかも考えて、そのように障害になりそうなことができるだけ少なくなるようにします。

丁寧に準備をすれば、それだけ成功する可能性が高くなります。

もし仮にうまくいかなくても、何か気づけることが出てくる可能性が高まります。

後は、思い切って行動できるかどうかです。

 

 

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