こころトーク

2016.07.29

第44回 「“こころ”と“からだ”の関係」

今週は、「内から外へ」という考え方から「外から内へ」の考え方に変えることの意味について書きたいと思います。

ここで“内”と“外”というのは、それぞれ“こころ”と“体”を意味しています。

つまり、「内から外へ」というのは、こころが元気だから体が動くし笑顔も生まれるという考え方です。

一方、「外から内へ」というのは、体を動かしたり笑顔になったりすると、自然に心も元気になってくるという考え方です。

私たちは一般的に「内から外へ」と考えがちです。

それもあって、気分が沈み込んでくると、何もする気になれないと考えて自分の世界に閉じこもりがちになります。

そのような人たちは、「元気があれば何でもできるんですが、元気がないから何もできないんです」と言います。

たしかに、元気があれば活動的になっていろいろなことができる可能性は高くなります。

でも、元気がないからといってただ待っていても、元気は出てきません。

元気や意欲というのは、待っているだけでは出てこないのです。

私たちが、何かをしたいと考えるときのことを想像してみてください。

そのことをして楽しかったからまたやってみたいと思うのです。

あることをして“やりがい”を感じたから、少しつらくてもがんばってみたいと考えるのです。

このように、私たちの意欲ややる気は、何かを体験することによってはじめて生まれてきます。

ですから、やる気が出てこないときには、まず行動をしてみて、その体験を通してやる気を出すようにすると良いでしょう。

これが冒頭に書いた「外から内」に考え方を変えることが持つ意味です。

でも、そのように実際の行動に移せないときには、テレビや雑誌で楽しそうなことを探してみるだけでも良いでしょう。

もし、何かを観て楽しそうだと考えれば、それをやってみたいと思う気持ちがわいてきます。

そうした気持ちになったのは、テレビや雑誌を見るという行動を起こしたからです。

そして、自分が行動している場面を想像して楽しさややりがいを感じていると思うから、そのことをやってみたいと考えるのです。

これもまた、頭の中で行動し体験しているからやる気が出てきた「外から内」への行動ということができます。

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