こころトーク

2016.10.14

第55回 「誰かに相談するのがむずかしいとき」

先週は、自分の不十分さを受け入れてまわりに手助けを求める勇気を持つことが大切だと書きました。

それを読んで、たしかに書いていることはわかるが、人に相談するのはそう簡単なことではないと考えた人も少なくなかったのではないでしょうか。

地域や学校でこころの健康を高めようという活動なかで、悩みを一人で抱え込まないでまわりの人に相談しようと言われることがよくあります。

そのようなメッセージが書き込まれたリーフレットもたくさん配られています。

しかし、そうしたメッセージを読んだり聞いたりして、そもそも悩みを打ち明けて相談できるようだったらこんなに苦しまないと考えた人もいるのではないでしょうか。

たしかに、相談できないから悩みが深くなるのでしょう。

そうしたときには、認知行動療法活用サイト「こころのスキルアップ・トレーニング」(PC版)の問題解決技法などを使って、ご自分で問題に取り組んでみてください。

考えが邪魔をしているときには、認知再構成法を使って考えを整理してみましょう。

しかしそれでも楽になってこないときには、信頼できる人に相談してみた方が良いでしょう。

そうしたときには、何が相談するのを邪魔しているのかを考えてみると良いでしょう。

考えが邪魔をしていることがあります。

「こんなことで悩むなんて、情けない」と考えて、自分を責めたりしていないでしょうか。

そのように自分で自分を責めると、自分の情けない部分ばかりが目について、ますます情けない気持ちになってきます。

悩んでいるのは事実なのですから、つらくても、まずそれを受け入れる必要があります。

「相手の人が、ダメなやつだと思うんじゃないか」と考えて腰が引けているのかもしれません。

でも、相手の人が悩んでいる自分の話を聞いてどう考えるかは、実際に相談してみなければわかりません。

相談する相手を選べば、そんなにひどい結果になるとは考えられません。

それに、相談して悩みがいくらかでも解消できれば、それに越したことはありません。

最初に浮かんが考えに縛られないようにしましょう。

思い切って相談しようと考えても、どのように話をすれば良いのか、わからないこともあります。

そうしたときには、アサーションのセクションで、考えや気持ちの伝え方を少し練習してみてください。

 

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