こころトーク

2017.06.30

第92回 「できる上司が活用した『ほめネタ帳』とは?」

先日、営業関係の仕事をしている人から、成績の悪かった支店の売り上げを全国一にまで伸ばした上司の話を聴きました。

その話のポイントは「ほめネタ帳」です。

その上司は、部下の働きの良い面をこまめに見つけて、それを「ほめネタ帳」に書き留めておくようにしているといいます。

そして、タイミングを見てその人をほめるようにするそうです。

このように、その人の良い面に目を向けるのは、その人のやる気を高め、次に向けて工夫をするためにとても大事です。

私たちが人を評価するとき、どうしても良くない面に目がいきがちです。

「そこを修正すればうまくいくはずなのに」とか、「もっとこうすればミスしないですむのに」とか考えて、いろいろと意見を言いたくなります。

それは、良かれと思ってのことですが、注意された方はあまり良い気持ちがしないかもしれません。

一生懸命取り組んでいる自分の苦労を否定されたように感じる人もいます。

頭では「たしかにその通り」と考えたとしても、心のどこかに引っかかりがあって素直に受け入れることができません。

一方で、注意されたことで萎縮してしまうこともあるでしょう。

このように、良くないところに目を向けて改善するように促すのはあまりよくありません。

そうしたときに、まず良い面に目を向けて、それを話題にすると、相手の人は自分の頑張りが認められたと感じて嬉しくなります。

自分のしていることに自信が出て、もっと頑張って工夫みようという気持ちになってきます。

そうすれば、他の人の助言を受け入れるこころのゆとりも出てきます。

そのときが、改善点を伝えるタイミングです。

このようにして、その上司が担当した部署の営業成績は大幅に改善したと言います。

さて、今回は上司が部下の「ほめネタ帳」を作って働きやすい心の環境を作るという話を紹介しましたが、この方法は自分に使うこともできます。

たとえば、自分で自分の「ほめネタ」を見つけて記録して読み返すようにしてはどうでしょうか。

そのときに、本サイトの「こころ日記」を使ってもよいでしょう。

そのようにして上手に自分をほめることができれば、いままで以上に自分の力を発揮できるようになってきます。
 

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