こころトーク

2017.07.14

第94回 「自分の良い面を褒めることからはじめましょう」

ここ何回か「ほめネタ帳」の話を書いてきました。

部下の良いところを見つけてこまめに「ほめネタ」を書き込んでおいて、その情報をもとにタイミングよく部下をほめることで担当部署の営業成績を上げたという話がこころに残ったからです。

こうしたアプローチは上司と部下など、人間関係だけでなく、自分が自分に対して使うこともできます。

私たちが悩んでいるとき、現実にストレスがあるのはもちろんですが、それに加えて自分で自分を責めてつらくなっていることがほとんどです。

「何でこんなことをしたのだろう」
「もっときちんと考えれば良かったのに」
「自分はなんてダメな人間なんだ」等々。

これは、問題点を見つけて改善しようとする大切なこころの動きでもあります。

しかし、このように問題点を見つけて自分を責めてばかりいると、こころのエネルギーを使い果たしてしまいます。

反省点は反省点として意識することに意味はありますが、それと同時に、自分ができたことも同時に記録しておくことも大事です。

そのときに、「自分ほめネタ帳」が役に立ちます。

自分で自分の良い面を書くのは少し恥ずかしい思いがするかもしれません。

とくに真面目に頑張っている人ほど、自分ができたことを低く評価する傾向があります。

「これくらいできて当たり前」と考えやすいからです。

その結果、「もっと頑張らなくてはダメだ」と自分を励ましすぎることになります。

しかし、それでは自分が、自分のことを「叱っているばかりいる上司」のようになってしまいます。

自分で自分のこころの元気を奪っているようなものです。

それではやる気が出てきません。

何日かに一回で良いので、自分に優しくなって、自分の良い面に目を向けるようにしてみてください。

そのためにも、自分の行動を振り返って、「自分ほめネタ帳」自分なりに頑張れたことや褒められることを書き出すことが役に立ちます。

そうすれば気持ちが前向きになってきて、本来持っている力を発揮できるようになります。