大学や公的な機関を退職していくらかは暇になるかと思っていましたが、現実はそう甘くなく、11月半ばまではほとんど休みのない毎日が続きそうです。
このように休みもなく忙しく働いていると、どのようにストレスを発散しているのかと聞かれることがよくあります。
私としてはとくに意識してストレス発散をしていることはないので、答えるのに困ってしまいます。
困りながらも考えていると、緩急をつけながら生活しているのが良いのではないかという考えが浮かびました。
毎日忙しいのはたしかですが、忙しいなかにも息を抜く時間がとれています。
私は朝と夜、1日に2回風呂に入ります。
夜は普通に風呂に入って体を洗ったり髪を流したりするのですが、朝は何もしないで湯船につかるだけです。
5分前後と短い時間ですが、ぼんやりと風呂につかっていると眠っていた体に力が戻ってくるのが感じられます。
移動の電車のなかも、息を抜くことができる大事な時間です。
電車の中ではほとんどの人がスマートフォンをのぞき込んでいるのですが、私は電車のなかでスマートフォンで読むのが苦手です。
揺れる画面を見ていると、目のあたりがどうしようもなく疲れてきます。
ですから、だいたいは立ったまま、ぼんやりと外を眺めることになります。
そうすると、次第に体の力が抜け、頭の緊張が取れていきます。
夜に床に入ったときも力を抜くことのできる時間です。
静かに横になって目を閉じていると、だんだんとリラックスしてきて、いつの間にか眠りに入っています。
この他にも、私は、ちょっとした時間を見つけてぼんやりしているようです。
ここで「ようです」と書いたのは、あまり意識しないでこうしたことをやっているからです。
意識しないでこのようなマインドフルな時間を持てているのが、私のストレス対処法だといまさらながらに思います。
そして、ここで書いたようなことはちょっと意識すれば誰でもできることです。
どうぞ、皆さんも試してみてください。