こころトーク

2018.04.20

第134回 「“反すう”に早めに気づく方法」

前回も紹介したように、“反すう”は、クヨクヨと思い悩んでいるとき、頭のなかに同じような考えが繰り返し浮かんでくる状態を指す専門用語です。

しかも、その考えは、同じところを堂々巡りするだけで、解決の方向に進んでいきません。

ですから、つらい状況が頭の中にこびりついて、ますます気持ちが沈み込んでくることになります。

ですから、クヨクヨ考えていると自分で気づいたときには、すぐに別の考えに切りかえるようにすることが大切です。

しかし、はっきり意識できないままにそうした状態に入ってしまう点が、反すう状態の困るところです。

自分で意識しないまま、グルグルと同じことを考えるようになるのです。

だからこそ気づきにくいのですが、そのような状態になっているときには、同じテーマが頭に浮かんでいることがと多いことがわかっています。

夫や妻のことであったり、子どものことであったり、職場の上司や同僚のことであったり、友人のことであったりもします。

それも同じような場面が浮かんでいることが多いと言われています。

反すうに気づくためには、そのように繰り返されるテーマを意識できるようにすることが役に立ちます。

ですから、まずクヨクヨ考え込んでいると気づいたときには、どのようなきっかけで、どのようなことから考え始めたか、順番に書き出してみるようにすると良いでしょう。

クヨクヨ考え始めたときの流れを“見える化”して手元に置いておくようにするのです。

考えがグルグル回りになっているときに頭に浮かんでいる場面や、頭の中を流れている場面を具体的に書き出して、目に留まりやすいところに置いておいたり、折々に読み返したりするようにします。

そうすると、反すう状態に入り込みそうになったときに早めに気づいて、クヨクヨ考えるようになる前にその考えを止めることができるようになります。

そうは言っても、心配なことがあれば、考えないようにするのは難しいものです。

考えないでいると、ますます悪い方向に進んで言ってしまうようで、不安になります。

そうしたときには、思考の流れを強制的にリセットするしかありません。

それには、行動を使う方法やイメージを使う方法がありますが、その具体的な方法については次回紹介することにします。