こころトーク

2018.04.27

第135回 「簡単にできる“反すう”対処法」

いよいよ明日から大型連休です。

仕事の都合で休めない人もいると思いますが、まとめて休める人の方が多いのではないでしょうか。

今年の私は、まとめて休める方です。

もっとも、以前、病院に勤めていたころは、当直や研究のために休むことができませんでした。

それに、気持ちの上でも、休むと仕事や研究の勘が鈍るのではないかと考えて休むことに消極的でした。

そのために、仮に長めの休みがとれたとしても、復帰してからそれまでと同じように働けるかどうか気になっていました。

いわゆる反すうの一歩手前の状態です。

そうは言っても、友だちに連絡したり、体を動かしたりしているうちに、仕事や研究のことを忘れてしまっているという、いい加減さもありました。

だからこそ、あまり自分を追いつめないですんだのですが、いまになって振り返ると、そうすることで、意識しないままにクヨクヨと考え込む反すう状態にうまく対処できていたことがわかります。

このように、反すう状態に対処するには、反すう状態に入りそうになったと気づいたときすぐに、他に関心を向けて気をそらすことが役に立ちます。

それには、ストレッチをしたり、散歩をしたり、部屋の片付けをしたりするといった、一人でできる行動や、家族と話をしたり、親しい人に電話をしたりするといった、他の人と一緒にする行動があります。

しかもそれは、できれば気持ちが軽くなったり、楽しい思いをしたりする、ポジティブなものができる行動だと、なお良いでしょう。

もうひとつ気をつけることは、行動をするときにはその行動に集中することです。

散歩をしたとしても、その間、気がかりなことを考え続けていたのでは、散歩をしていることになりません。

そのような状態になるのを防ぐためには、散歩をしながら、肌に当たる風を感じたり、道ばたの草花や遠くの景色に目をやったりしていると、反すうが止まります。

ごく簡単な対処法ですが、このように行動できれば、気持ちが楽になり、問題にも適切に対処できるようになります。
 

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