こころトーク

2018.12.14

第168回 「勝ち負けに関係なく大切なこと」

「負けるが勝ち」という言葉があります。

ネットで調べてみると、「江戸いろはかるた」の一つだと書かれていました。

負けたように見えたとしてもあえて争わず、相手に勝ちを譲った方が、最終的に自分にとって良い結果になるという意味です。

たしかに、無駄に争うとお互いに傷ついて、勝ったとしても自分にもダメージが残ってしまうことになりかねません。

そう考えると、争わないですむときには、相手に勝ったと思わせて良い気持ちにさせた方が、自分が欲しいものを手に入れられる可能性が高くなります。

しかし、時と場合によっては闘わないといけなくなる場合があります。

そのときには、思い切って闘う必要がありますが、だからといって必ず勝てるとは限りません。

負けることがあるのが闘いです。

それはスポーツなどの競技はもちろん、仕事や勉強でも同じです。

うまくいくことだけでなく、うまくいかないこともあります。

そのときに大事なのは、「やっぱりダメだった」と考えてあきらめてしまうのではなく、何が良くなかったのか、現実に目を向けてきちんと考えるこころの姿勢です。

私たちは、何をするにつけても「ダメだった」「良かった」とざっくり考えてしまう傾向があります。

しかし、それではせっかくの自分の経験を、その後に生かすことができません。

うまくいかなかったとすれば、その理由があるはずです。

それを改善することで、その後同じ失敗をしないですむようになります。

うまくいかなかったなかにも、その中にうまくいっている部分もあるはずです。

それを生かすことで、その後、良い方向に進んでいける可能性が出てきます。

うまくいった場合でも同じです。

何が良かったのかを考えてそれをその後に生かせるようにしていく。

どこに問題があるのかをきちんと認識してそれを変えていく。

そうしたことができれば、自分の経験を生かして、さらに良い結果に近づけるようになります。

現実に目を向けるにはこころのエネルギーが必要ですが、丁寧に現実に目を向けていくことで、自分が期待する現実に近づくことができるようになります。

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