こころトーク

2019.04.26

第187回 「その行動は、自分にとってどれくらい大切ですか?」

前回は、「メリット・デメリット分析」について書きました。

失敗するのではないかと心配な気持ちになっているとき、それを行動に移すかどうかは、その行動が自分にとって意味があるかを判断して決める必要があります。

その一方で、いくら意味があると考えたとしても、失敗するのがわかりきっているときにはあきらめなくてはなりません。

メリット・デメリット分析では、自分にとっての大切さと、実行可能性の両方を判断する必要があるのです。

ただ、本当に自分にとって大事だと考えていることであれば、実行可能性を自分一人で判断するのではなく、他の人に意見を聞く方が良いでしょう。

自分だけで考えていると、どうしても実行可能性を低く見積もる傾向があるからです。

さて、自分にとってチャレンジする意味があり、一定程度成功する見込みがあるのであれば、必要な準備をした上で行動してみます。

その結果うまくいけば、それに越したことはありません。

ただ、世の中そんなに甘くはありません。

期待したような成果が得られないこともあります。

そのときに注意しないといけないのは“やはり”思考です。

心配しながら行動して、思うような結果が得られないと、「“やはり”ダメだった」と考えてしまうことがよくあります。

「失敗するのではないか」と考えて失敗したのですから、“やはり”考えたとおりだったと思ってしまうのでしょう。

その気持ちはわかるのですが、ある程度「成功するかもしれない」とも考えていたのですから、そこで「“やはり”失敗した」と、すべてを否定的に決めつけてしまうのは問題です。

それに、試すことさえためらっていたことを考えると、思い切って試せたことには十分意味があります。

その結果を丁寧に見ると、うまくいっていないことだけではなく、うまくいっている部分もあるはずです。

うまくいっていないことのなかから新しいアイディアが生まれてくることもよくあります。

せっかく思い切って行動“実験”したのですから、せっかくの結果を生かすことが大事になります。

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