こころトーク

2019.10.04

第210回 「原始時代の発想にストレス対策のヒントあり」

ストレス状況でどのように考えると良いかは、原始時代の人類の考え方を参考にするとよくわかります。

私達の脳は、原始時代から発達していないと言われます。

だから、原始時代の発想がわかっていると、そのときどきの自分の考えが適切かどうかを判断しやすくなります。

では、原始時代の発想はどのようなものでしょうか。

それは、短期的な判断はネガティブ、長期的な判断はポジティブというものです。

原始時代、一日中動き回っても獲物が手に入らないとどうなるでしょうか。

このままずっと獲物が手に入らないと飢え死にしてしまうと考えて、不安になるでしょう。

そのようにネガティブに考えるからこそ、どのようにすれば獲物を手に入れることができるか、いろいろと考え工夫するのです。

そのようなときに、待っていれば何とかなるだろうと考えていると、結局獲物が手に入らずに、大変なことになってしまいます。

ですから、何かの出来事を体験したときには、まず良くない結果になる可能性を考えて、そうならないように工夫する必要があります。

だからといって、良くない可能性ばかり考えていたのでは、緊張が続いて思うように行動できなくなります。

視野が狭くなって、良いアイディアが浮かんでこなくなります。

こうしたときには、焦らないことです。

原始時代、仮にその日に獲物が手に入らなくても、少し冷静になって考えれば、過去に何日か経てば獲物が手に入ったという記憶を思い出します。

他の人の獲物を分けてもらった記憶や、他の人と一緒に狩りをして獲物を手に入れた記憶がよみがえってくることもあります。

そうすると、そんなに焦らなくても良いと考えて、気持ちが楽になってきます。

これが、長期的にはポジティブに考えれば良いという、私たちの考え方の源です。

今回ダメでも、まだいろいろな可能性は残っています。

将来の可能性を信じてゆっくり構え、いろいろな手立てを考えることができれば、道は開けてきます。

このように、短期的にはネガティブに、長期的にはポジティブに考えるという私たちの思考パターンを意識すると、いろいろな可能性が広がってくるのです。
 

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