こころトーク

2020.03.27

第235回 「身近な人がつらそうなときは、どう接する?」

コロナウイルス感染症の広がりに心理的な負担を感じている人も多いと思います。

感染に対する不安や恐怖、仕事の先行きに対する心配、仕事や人間関係が思うようにいかないことに対する落ち込みなど、様々です。

また、そのような心理的負担を感じている人にどのように接すれば良いか、戸惑っている人もいると思います。

親しくしている人が落ち込んだり不安になったりしていると、何とか励ましてあげたいと考えます。

しかし、よく知られているように、落ち込んだ人を無理に励まそうとすると、かえってその人を心理的に追い込むことになりかねません。

だからといって、黙ってみているのは心配です。

そうしたときには、相手の人のつらい気持ちに寄り添いながら、心配していることを具体的に言葉にして伝えるようにします。

心理的な負担を強く感じるようになると、口数が減ったり、食欲が落ちたり、睡眠に障害が出てきたりするものです。

お酒の量が増えることもあります。

そうしたいつもと違う様子を具体的に取り上げて心配していることを伝えます。

そのうえで、一緒に問題を解決する手立てを考えることを提案してみます。

仕事のことで悩んでいるときには、家族には悩みの内容を理解できないかもしれません。

しかし、人と話をするうちに考えが整理されて、良いアイディアが浮かぶことがあることを伝えて、一緒に話をしようと提案すると良いでしょう。

それでも話したくないという場合は、無理をしないで、一緒に音楽を聴いたり、外出して身体を動かしたりするなど、考え込まないですむ時間を作ってみるのもひとつです。

『ツレがうつになりまして。』(細川貂々著/幻冬舎文庫)など、落ち込んだ人の家族の体験記を読むことも参考になります。

『ツレうつ』を描いた漫画家の貂々さんは、うつになった夫の気持ちを楽にしようと考えて、「仕事を辞めてもいい」とまで言ったそうです。

たしかにそう言われると気が楽になる可能性がある反面、一方的に言われると、逆に仕事を続けられないダメ人間だと言われているように感じることもあります。

ですから、こうした提案は、一緒にいろいろな解決策を出していくときのひとつとして伝えると良いでしょう。

焦らずに寄り添うのは難しいことが多いのですが、信頼できる人が側にいるとわかるだけで安心できるものです。

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