こころトーク

2020.04.17

第238回 「外出自粛中の生活リズムを整える方法」

緊急事態宣言を受けて外出する人がずいぶん減ったと報道されています。

人との接触が8割以上減れば、短時間で感染者が減少してくるというのですから、私たちも協力していきたいと思います。

ただ、自宅にいる時間が増えると、様々な問題が起こってきます。

そのひとつが、生活リズムの乱れです。

決まった時間に家をでなくても良いと考えると、つい夜更かしをしたり、朝寝坊をしてしまったりしやすくなります。

そうすると、精神的にもストレスを感じやすくなるので注意が必要です。

しかし、そういう私自身、生活リズムが夜に移っていって、朝決まった時間に起きるのがつらくなっています。

それは、私の身体が夜型にできているからなのですが、それだけではなく、私たちの生活リズム自体が朝寝坊をするようにできていることも影響しています。

以前にも書いたことがありますが、私が留学した米国の病院附属の研究施設で、光など、外からの刺激がまったくないところで生活することで生活リズムがどのように変わるかという研究がされていました。

研究に参加したのは、大きな試験を前にした学生が多かったのですが、その人たちは窓も時計もない研究用の部屋で生活するように指示されます。

お腹が空いたと言えば食事が出てきますし、眠くなれば自由に寝ることができます。

それ以外の時間は勉強をしたり運動をしたりするのですが、しばらく経つうちに、起きている時間は次第に後ろにずれてきます。

身体の自然なリズムに任せて生活していると、次第に朝寝坊するようになってくるのです。

こうした研究から、私たちの身体の自然なリズムは24時間から25時間の周期で動いていることがわかってきました。

身体の自然なリズムにまかせていたのでは、生活のリズムが乱れてくるのです。

ですから、生活のリズムをとるためには、意識的に決まった時間に起きるようにする必要があります。

それも身体を起こすだけでなく、太陽の光を浴びることで身体のリズムがリセットされます。

ですから、自宅にいることが多くなっている人は、意識的に決まった時間に起きて、カーテンを開けて日の光を浴び、できれば短時間でも外に出るようにしてみてください。

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