こころトーク

2020.06.19

第247回 「人の気持ちを理解するのに大切なこととは?」

先週ご紹介した朝日新聞社メディアラボのオンラインイベント「学校再開、子どもの心にどう寄り添う?専門家に聞く」が無事終わりました。

中高時代には落ちこぼれで、大学受験で失敗ばかりした私は、今回のイベントのように人前で質問されて答えるというのはひどく苦手です。

学校で授業中に教師に質問されて答えられなかった体験を、心のどこかで引きずっているからだと思います。

でも、これまで、こうしたイベントやテレビで失敗したことはありません。

だから失敗するはずがないとポジティブに考えれば良いと思うのですが、そうした意識的な考えに反して、心のなかには自然と不安な気持ちがわいてくるので、なかなかやっかいです。

そのときに大事なことは、逃げないことです。

逃げてしまうと、できなかった自分のイメージが記憶に残って、次にまたチャレンジしようという気持ちになれません。

そのときに思い切って足を踏み出してみると、意外とうまくいくものです。

自分の頭が混乱しそうになっても、司会の人がうまく導いてくれます。

他の出演者が上手に話をつないで、良い流れで進んでいきます。

そうした体験をすれば、次も逃げないでチャレンジしようという気持ちになれます。

今回も、そうでした。

さて、ご覧になっていた方はご存知だと思いますが、開始早々、緊張したなか、「子どもの気持ちをどのように読み取れば良いか」という保護者からの質問についてのコメントを求められました。

これはなかなかの難問です。

親子関係に限らず、あらゆる人間関係で私たちは、自分にとって大切な人がどのような気持ちでいるのか知りたいと思います。

とくに、新型コロナウイルス感染症のために多くの人が不安を感じている今の時代、子どもの気持ちを理解してサポートしたいというのは親として当然の気持ちです。

しかし、残念なことに、私たちは人の心を適切に読むことができません。

だからいろいろな問題が生まれるのですが、そうしたトラブルを避ける最善の方法は、お互いに言葉に出して話し合うことです。

そして、そのためには、自由に話し合える雰囲気をつくることが何にもまして大事になります。

イベント当日も、人の気持ちを理解する一番良い方法は、雰囲気づくりだと答えました。

前の記事 次の記事