こころトーク

2020.07.31

第253回 「『半沢直樹』人気の理由に、最後は正義が勝つ安心感も」

テレビドラマの人気シリーズ「半沢直樹」が始まりました。

視聴率も好調で、第2話では、NHK連続テレビ小説「エール」と並んで、今年最高の22.1%になったと報じられていました。

ネットには、「現代の時代劇」と書かれた評論が載っていました。

いまどきあのような時代遅れの会社は存在しません。

途中はドキドキしながらも、最後は正義が勝つというお定まりのストーリーは、時代劇そのものだと、書かれていました。

たしかにその通りかもしれません。

でも、そうした決まったストーリーに惹かれるのは、それなりの理由があると思います。

その理由のひとつが、新型コロナウイルス感染症の拡大だろうと、私は考えています。

実施できるPCR検査数には限りがあるので、感染症が拡大しているかどうかわからないところはあるのですが、毎日の感染確認者数が高止まりしている現状に、この先大変なことになるのではないかと不安になっている人は多いと思います。

いまだに、2週間後には感染爆発が起きるかのような報道さえ流れています。

こうした報道に接して心配になるのは当然のことです。

そのような状況だから、結末が読めるドラマを見たくなるのだと思います。

でも、少し冷静になって考えてみると、私たちは誰も先のことはわかりません。

そのことをあらためて感じたのは、知人に久しぶりに会ったときです。

その知人が松葉杖をついているので驚いて理由を聞いたところ、足首をひねって骨折したのだというのです。

家のなかでの自粛生活が続いていたので、このままでは脚力が衰えてしまうと考えて、マンションの階段を上り下りして脚を鍛えていたそうです。

ところがある日、階段を降りていたときに踏み外して、足首をひねってしまいました。

この知人のように、良かれと思ってしていたことでも、良くない結果に終わることは少なくありません。

そうした可能性があるとすると、あまり先回りしすぎて心配するのは考えものです。

結果がどうなるかは別として、自分が大事だと考えることにできる限りの力を注ぎ、後は運にまかせるしかありません。

そのように考えて今に力を尽くせば、悪い結果になることは少なく、むしろ良い結果になることが多いと、私は考えています。

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