先週も紹介しましたが、昨日から、私のオンライン講座「コロナに負けない、こころとからだの整え方」が世田谷区のホームページで公開されました。
初回は、「新型コロナウイルス感染症とストレス対処」という導入の部分です。
そこでは、新型コロナウイルス感染症が拡大した結果、生存の危機、人間関係の危機、次世代の危機の3つの危機に私たちが直面することになったことについて話しました。
生存の危機というのは、新型コロナウイルスに感染して肺炎になり、命を落とすことになりかねない身体の危機です。
人間関係の危機というのは、外出の自粛や在宅勤務が一般化した結果、これまでの人間関係を維持することができず孤立することから生まれる心の危機です。
次世代の危機というのは、一斉休校や感染対策のためにこれまでのように勉強したり遊んだりできなくなることによる、子どもたちの成長の危機です。
こうした危機を乗り越えるためには、こころと体の変調に気づくことが大事です。
こころの変調がよくわかるのは、三大ネガティブ感情と呼ばれる不安、うつ、怒りの変化です。
これまでも書いてきたように、こうしたネガティブ感情は、私たちのこころが変調に陥りかけていることを知らせるアラーム(警報器)です。
そうしたアラームが鳴ったときには、ちょっと立ち止まって、問題がないかどうか現実を確かめてみるようにします。
「これくらい大丈夫だ」「何とかなるだろう」と考えてやり過ごしていると、問題が大きくなって取り返しがつかなくなることになりかねません。
早め早めに対処すれば、問題に対処するエネルギーが少なくて済みます。
体の変調は、睡眠や食事などの生活習慣に現れてきます。
眠れなくなったり、食欲がなくなったり、アルコールやタバコの量が増えたり、運動不足になったりしてきたら要注意です。
じつは、私がそうなのですが、ストレスを感じると、甘いものを今まで以上に食べるようになったりします。
甘いものは、脳の快感物質を増やして、ストレスを和らげる効果があるからです。
しかし、甘いものを食べすぎると、肥満や糖尿病など深刻な体の病気を引き起こします。
アルコールやタバコが体に悪いのは言うまでもありません。
さて、こころと体の変調にどう対処すれば良いのか。
それは、2回目以降のオンライン講演でお伝えすることになっています。
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大野先生 オンライン講座10月配信開始
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◎動画講座:
「コロナに負けない、こころとからだの整え方」
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/fukushi/003/005/006/d00186006.html