こころトーク

2021.01.22

第278回 「大切にしたいウィズコロナの発想」

新型コロナウイルス感染症の第三波対策のために、緊急事態宣言を出す地域が広がっています。

しかし、ニュースなどを見ていると、緊急事態宣言前にくらべると人出は減っているものの、昨年の緊急事態宣言の時とくらべると増えています。

一体いつまでこうした状況が続くのかとうんざりして、何をやっても同じだと考えている人が増えているのかもしれません。

若いから感染しても大丈夫だと考えてこれまで通りの行動を続ける若い人が多いのかもしれません。

私たちは、不都合な真実に出会うと、いろいろと理由をつけて現実から目をそらして、問題に向き合おうとしなくなる傾向があります。

たしかに、そのために人出が減らず、陽性確認者数が高止まりしている可能性は否定できません。

ただ、そのように否定的に考えるだけでなく、この1年間で新型コロナウイルス感染症についての理解がずいぶん進んだことも影響しているように、私には思えます。

寒くて乾燥している冬の時期には、普通の風邪のヒトコロナウイルスもインフルエンザも増えていました。

ですから、新型コロナウイルス感染者が増えるのはやむをえないところがあります。

そうした現実のなか、最初から言われていたことではありますが、三密を避ければ感染の可能性は低くなります。

近い距離で大きな声で話をしなければ、感染の可能性はさらに低くなります。

通勤の電車など混雑したところでは、マスクをして話をしないようにしていれば感染する可能性は低くなるようです。

感染しても、若い人は、中年でも持病がなければ、重症化のリスクは低く抑えられます。

このように、好ましい条件と好ましくない条件がわかってきて、新型コロナウイルス感染症との距離の保ち方がわかってきたために、適切に行動しながら感染対策をすることが可能だと多くの人が考えるようになっているのではないでしょうか。

一方で、新型コロナウイルス感染症の治療など、医療面での進歩はたしかにありますが、まだまだわかっていないことも多く、短期間に新型コロナウイルス感染症を制圧しようとするのは無理があります。

ですから、いまわかっている知恵を生かしながら生活を守るウィズコロナの発想を大切にすることが大事です。

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