こころトーク

2021.02.12

第281回 「自分らしいウィズコロナのすすめ」

新型コロナウイルス感染症の第三波が少しおさまってきたのでしょうか。

検査で陽性になる人の数も落ち着きを取り戻しています。

ただ、それで安心する人がいる反面、自粛する人が減って、また感染が拡大するのではないかと心配になっている人もいます。

今回は、そうした状況のなか、私たちは完璧なスーパーマンにはなれないので、自分の限界を認識しながら、できることをするのが大事だということについて書くことにします。

こうした感染の波が何度も繰り返されると、自分たちの取り組みが否定されたように感じて無力感を感じている人もいます。

たしかに、また感染が拡大する可能性を否定はできませんし、いくら頑張っても、その頑張りがそのまま結果につながらないこともあります。

しかし、このように、私たち人間の力に限界があることは否定できない事実です。

それは、今回の新型コロナウイルス感染症だけでなく、自然災害でも同じです。

そう考えると、勇ましく「コロナに打ち勝つ」と叫ぶのではなく、当面はいかにコロナと共存するかという、ウィズコロナの発想が大事だと私は考えています。

しかし、新型コロナウイルス感染症を簡単には克服できないからと言って、私たちに何もできないかというと、決してそんなことはありません。

新型コロナウイルス感染症に関して言えば、これまでわかっていなかったいろいろなことがわかってきています。

たしかに新型コロナウイルスに感染して命を落とす人はいますし、心が痛みます。

しかし、少なくとも日本では、その多くは高齢者や持病のある人だということがわかってきています。

ですから、そうしたハイリスクの人たちには十分な配慮が必要です。

感染リスクの低い人は、十分に感染対策を取りながら、活動を続けるのが良いでしょう。

そのとき、アルコールには注意が必要です。

いま、感染対策として会食を避けるように言われていますが、とくにそのときに、アルコールを飲むと声が大きくなってウイルスを拡散するリスクが高くなります。

それは、アルコールが入って気が大きくなるからだけでなく、アルコールの影響で聴力が落ちるからです。

その結果、気づかないうちに大声になるのです。

こうしたことも含めて、自分たちの限界を知りながら問題に対処することで、自分らしいウィズコロナの生活ができるようになります。