こころトーク

2021.03.12

第285回 「やる気がでないときに役立つ『行動活性化』とは?」

先日届いた知人からのメールに、友人が電話口でろれつが回らないのでどうしたのかと尋ねたところ、お酒が入っていたとわかったということが書かれていました。

テレワークが導入されて家で仕事をすることが増え、朝からついお酒を飲むようになったそうです。

新型コロナウイルス感染症拡大のために感じる不安や落ち込みを何とかしようと、アルコールの摂取量が増えたり、タバコの本数が増えたりしている人は多いようです。

それだけでなく、甘いものをいつも以上に食べるようになって、体重が増えている人も多いでしょう。

糖分や脂肪分が多く含まれている甘い食べ物はストレス解消作用があるので、新型コロナウイルス感染症にストレスを感じると、つい食べすぎてしまうので注意が必要です。

ゲームに入り込んで、なかなかやめられない人も増えています。

だからと言って、ストレスを感じているのは事実なのですから、やめるようにと言われてもなかなかやめることはできません。

そうした時に役に立つのが、認知行動療法活用サイト「こころのスキルアップ・トレーニング(https://cbtjp.net)」で「行動活性化:行動を通してこころを軽くする方法」として紹介している方法です。

行動活性化では、やる気がなかなか出ない時に使われる方法で、楽しみや喜びを感じられる活動を増やすことでこころを元気にしてやる気を高めるようにします。

だったら、お酒やタバコ、甘いものも楽しみや喜びを感じられるので良いではないかと考える人がいるかもしれません。

しかし、行動活性化では、楽しみや喜びだけでなく、その行動をして役に立つかどうかも同時に判断します。

すこしつらくても、その場しのぎではない、本当に自分にとって役に立つ方法を実践するようにすることが大切です。

ただ、そうは言っても、行動の8割から9割は意識しないまましています。

自分にとって良くない行動も、意識しないまましていることがほとんどです。

ですから、行動を変えるために必要なことは、自分の行動を振り返ること、いわゆるセルフモニタリングです。

そのうえで、自分にとって好ましくない行動を減らして、自分の役に立っている行動を増やしていくようにします。

そうすれば、ストレスを味方にした生活が送れるようになってきますので、「こころのスキルアップ・トレーニング」サイトの行動活性化を活用してほしいと思います。