こころトーク

2022.08.05

第358回 「コロナ禍が物忘れの原因となりそうなとき」

新型コロナウイルス感染症に感染する人が急増しています。

そのことは心配ですが、重症化したり亡くなったりする人の数が低い状態のままなのは安心材料でもあります。

だからといって油断していると感染するリスクはありますから、行動は控えめにした方が良いでしょう。

私もそのように考えて、仕事の打ち合わせなどはできるだけオンラインでするようにしています。

そのようにすれば感染症対策としては安心なのですが、その一方で気になることも出てきます。

なかでも気になるのが、物忘れです。

打ち合わせの予定の直前に気がついてあわてて服を整えたりすることがあります。

まったく忘れていて確認の電話をもらうこともあります。

年齢的には記憶力が落ちてきても不思議ではないのですが、必ずしもそれだけではないと私は考えています。

これまで外に出て仕事をしていたときには、一連の流れの中で行動をしていました。

そうすると、次の行動が自然に頭に浮かんできます。

ところがオンラインでの仕事が多くなると、移動の時間がなくなるメリットがある反面、そうした流れが不自然に分断されてきます。

そのために不自然な形で緊張が解けて、次の予定を忘れてしまいやすくなるのです。

このことは、習慣化された行動は意識しないでも自然に次の行動につながっていけることを裏づける現象だともいえます。

いろいろなことをスムーズにできるようになるためには、一連の流れのなかで行動すると良いといわれます。

先に書いたように、一連の流れでできるようにしていると、次に何をしないといけないかをあらためて考えないですむので、比較的簡単に作業を進めることができます。

たとえば、自分の行動を変えようとするときも、一気に変えようとしないで、できることを少しずつ行っていくようにします。

それも一連の流れのなかでできるようにしていくと、あまり無理しないで新しい行動ができるようになっていきます。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大は心配ですが、そのなかで気づけることもたくさんあります。

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