知っ得!薬剤師コラム

2023.04.03

緑内障とは

緑内障は、眼の神経と視野に特徴的な変化がある疾患です。

多くは、眼の中の圧力(眼圧)を十分に下げることで改善したり、進行を抑えたりできるものです。

眼圧は日内変動や季節変動があるため、緑内障だからといって必ず測定時に眼圧が高いわけではなく、正常範囲(10~21mmHg)の場合もあります。

緑内障は自覚症状がほとんどありません。

例えば初期の症状として「暗点」という、見えない点ができることがありますが、実際には両目で見ていることでカバーしたり、目を動かしたりするため気づきにくいです。

ほとんどの場合、ゆっくりと進行します。

視野が少しずつ狭くなって、最終的には失明に至る疾患ですので、早期発見、早期治療が重要です。

緑内障の治療は薬物療法、レーザー治療、手術が一般的です。

薬物療法は主に点眼液で、効果が不十分な場合に飲み薬を併用することもあります。

今月の医療クイズ

慢性疾患とは、治療や経過が短い疾患のことである。

a.はい b.いいえ

答えを見る

答えは、「b.いいえ」でした。
治療や経過が長期に及ぶ疾患の総称。主に糖尿病や高血圧、脂質異常症など。

 次回の更新もお楽しみに!

「知っ得!薬剤師コラム」では日本調剤の薬局でお配りしている健康情報誌 日本調剤新聞「かけはし」から情報を抜粋して掲載しています。

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