知っ得!薬剤師コラム

2020.05.11

痛み止めを飲むと胃痛が起こるのは、胃が弱いせい??

薬が原因で痛くなることがあります。

一般的に痛み止めとは、非ステロイド性抗炎症薬(エヌセイド)のことをいいます。この薬は、共通してシクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素の働きを阻害することがわかっています。

COXは炎症を起こしたり、痛みを起こさせたりする物質を作り出すと同時に、胃の粘膜の保護、腎臓の血流量の調整、さらに血小板の凝集を起こす物質なども作っています。

このCOXを阻害するため、痛みを止めると同時に胃の粘膜を保護する力が弱くなってしまうのです。そのため、胃痛が起こることがあります。

近年研究が進み、COXには胃の粘膜を保護するCOX-1と、炎症を促すCOX-2の2種類があることがわかり、痛みに関係のあるCOX-2のみを阻害する薬も開発されています。

今月の健康クイズ

降り始めの雨は、体に悪い?

a.はい b.いいえ

答えを見る

答えは、「a.はい」でした。
降り始めの雨水は大気中の汚れ(排気ガス、工場の煙、花粉など)を取り込みながら落ちてきます。

 次回の更新もお楽しみに!

「知っ得!薬剤師コラム」では日本調剤の薬局でお配りしている健康情報誌 日本調剤新聞「かけはし」から情報を抜粋して掲載しています。