知っ得!薬剤師コラム

2021.07.05

感染と発症の違いは何ですか?

「感染」とは、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入し増えること、「発症」とは、病気の症状が現れることです。
感染したからと言って、必ず、発症するわけではありません。
新型コロナウイルスの場合、ウイルスが体内に侵入し増えると「感染」したことになり、風邪のような症状や発熱、だるさ、息苦しさや味覚異常などが現れたら「発症」したことになります。

体には、ウイルスを退治する免疫という機能があります。
感染から発症までの潜伏期間に、免疫機能によりウイルスを退治することができれば、発症せずにすみます。
免疫機能を上げることで発症を防ぐことができます。
PCR検査で鼻の粘膜に付着したウイルスが検出されれば「陽性」と診断されます。
ただし、「陽性反応」はあくまで「ウイルスがいる」ということがわかるのであって、「陽性反応」が出たとしても発症しない人もいます。

今月の健康クイズ

1日に必要な水分量は1Lである。

a.はい b.いいえ

答えを見る

答えは、「b.いいえ」でした。
1日に必要な水分摂取量は約2.5L。
少なければ脱水症状となり、血液の流れが悪くなります。

 次回の更新もお楽しみに!

「知っ得!薬剤師コラム」では日本調剤の薬局でお配りしている健康情報誌 日本調剤新聞「かけはし」から情報を抜粋して掲載しています。

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