「メタボリック」とは代謝のこと。
つまり、内臓脂肪の蓄積に加え、糖・脂質などの代謝が異常な状態を、代謝症候群=メタボリックシンドロームといいます。
あきらかな肥満の状態であっても、代謝異常が見られない方は、代謝上は健康な肥満といい、メタボリックシンドロームと区別しています。
■日本での診断基準:ウエスト周囲長が男性85センチ・女性90センチをこえており、かつ高血圧・高血糖・脂質異常の3項目のうち2つ以上が該当
メタボリックシンドロームの方は、そうでない方と比べて、2型糖尿病になるリスクは約3倍、心血管疾患を起こしたりそれが原因で死亡するリスクは約3倍になると言われています。(※)
自覚症状がなくても、高血圧・高血糖・脂質異常の原因である内臓脂肪を減らすために、減量や運動などの生活習慣を改善する必要があります。
(※引用文献:Ford ES, Diabetes Care 2005,28,1769-1778)
1口30回以上噛むと「肥満予防」になる。
a.はい b.いいえ
答えは、「a.はい」でした。
よく噛んで食べると、脳にある満腹中枢が働いて食べすぎを防げます。
次回の更新もお楽しみに!
「知っ得!薬剤師コラム」では日本調剤の薬局でお配りしている健康情報誌 日本調剤新聞「かけはし」から情報を抜粋して掲載しています。