糖尿病とは、インスリンの効果が不十分なため、血糖値がケタ外れに上昇する病気のことです。
すい臓でつくられるインスリンというホルモンは、ブドウ糖を筋肉や肝臓に取り込む働きをします。
インスリンの働きで体の中の血糖値は一定に保たれています。
また、小腸から分泌されているインクレチンという消化管ホルモンは、血糖値が高い時だけインスリンの分泌を促進し、血糖を上げるグルカゴンの分泌を抑制し、血糖をコントロールしています。
すい臓から出されるインスリンの量が少ない、または、インスリンの働きが悪いと糖尿病になります。
血糖値が高い状態が続くとだんだんと血管が傷つきます。
そうすると動脈硬化が起こり、心筋梗塞、脳梗塞、また、細い血管が集まっている神経、眼、腎臓に合併症が起こります。
自覚症状がなくても、毎日の血糖コントロールが自らの血管を守ることになります。
合併症とは、ある病気が原因となって起こる別の病気のことである。
a.はい b.いいえ
答えは、「a.はい」でした。
例えば糖尿病になると血管が弱ります。それが原因で、脳梗塞などの病気が起こることがあります。
次回の更新もお楽しみに!
「知っ得!薬剤師コラム」では日本調剤の薬局でお配りしている健康情報誌 日本調剤新聞「かけはし」から情報を抜粋して掲載しています。