糖尿病治療中に低血糖を起こしたときは、本人だけでなく、周りの協力も大切です。
万が一に備えて、糖尿病患者であることがわかるように、服用薬を記載したお薬手帳やカードを持ち歩いておくと、周りの方も適切な対処がしやすくなります。
本人が低血糖症状を感じたら:
・ブドウ糖10gを口に入れましょう。砂糖の場合は、20gをとります。
・ブドウ糖を含む清涼飲料水(※)やジュース150~200mlを飲みましょう。
(※果糖・ブドウ糖液などの表示がされているもの。血糖を上げる効果のない人工甘味料では、低血糖症状の改善ができませんので注意してください。)
低血糖はいつ、どこで起こるかわからないので、ブドウ糖をつねに携帯しておくことが大切です。
特に、自動車を運転する方は、必ずブドウ糖を車内に常備しておきます。
家族や周りの方にも、低血糖の症状や、対処法を覚えてもらいましょう。
頓服(とんぷく)は症状が出たときに薬を飲むことである。
a.はい b.いいえ
答えは、「a.はい」でした。
食後など決まった時間ではなく、発作時や症状のひどいときなどに薬を飲むことです。
次回の更新もお楽しみに!
「知っ得!薬剤師コラム」では日本調剤の薬局でお配りしている健康情報誌 日本調剤新聞「かけはし」から情報を抜粋して掲載しています。