花粉症はスギやヒノキなどの花粉が原因となるアレルギー性の病気です。花粉症はなぜ起こるのでしょうか?
1.私たちの体は、体内に”花粉”という異物(アレルゲン)が侵入すると、それを排除するかどうかを判断します。
2.排除すると判断した場合、リンパ球が体内で異物(アレルゲン)と反応する物質(IgE抗体)を作ります。
3.作られたIgE抗体は、鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面にくっつきます。
4.その後、再び花粉が体内に侵入すると肥満細胞の表面にあるIgE抗体と結合します。
5.その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され、花粉をできる限り体外に放り出そうとします。
・・・この作用により、鼻づまりで中に入れないよう防御する、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水・涙で洗い流す、などの症状が出てくるのです。
北海道では、スギ花粉症の人より、シラカバ花粉症の人が多い。
a.はい b.いいえ
答えは、「a.はい」でした。
植物の生え方は地域によって違うので、花粉症にも地域差があります。
次回の更新もお楽しみに!
「知っ得!薬剤師コラム」では日本調剤の薬局でお配りしている健康情報誌 日本調剤新聞「かけはし」から情報を抜粋して掲載しています。