知っ得!薬剤師コラム

2024.01.10

目薬の上手な使い方

点眼後にのどに苦みを感じた経験はありませんか?

指示された滴数よりも多めに使ったり、まばたきでお薬が押し出されると、目から鼻を通ってのどにお薬が流れ出てしまいます。

お薬が目にとどまる時間が短くなり、お薬によっては体に吸収されることで、良くない効果が出てしまうことがあります。

点眼が苦手で、目じりに容器を押し付けたり、目の周りに落ちた点眼液を流し込むようにして差す人もいます。これは、目の周りの見えない汚れも一緒に流し込むことになります。落ちてくる液を見るのではなく、ぼんやりと天井を見るようにして差すのがポイントです。

安定して点眼できるように、下まぶたにげんこつを重ねて点眼する方法(げんこつ法)や、点眼の補助器具を使用する方法もあります。

あふれた液は、かぶれや、お薬によっては色素沈着の原因になりますので、ティッシュなどでふき取るようにしましょう。

今月の医療クイズ

1日20分の散歩で寿命が延びるというデータがある。○か×か?

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答えは、「○」です。
1日20分の散歩を続けることで、がんなどの死亡リスクを下げられるという研究結果が出ています。

 次回の更新もお楽しみに!

「知っ得!薬剤師コラム」では日本調剤の薬局でお配りしている健康情報誌 日本調剤新聞「かけはし」から情報を抜粋して掲載しています。

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