知っ得!薬剤師コラム

2024.02.05

眠れないときのお酒とお薬

ほろよい気分で布団に入ると、気持ちがよく、アルコールにより、脳の働きが低下し、眠れる場合もあります。

しかし、アルコールを代謝するために、脳が活性化され睡眠のリズムが崩れたり、代謝により生成する「アセトアルデヒド」は、血圧などにも悪影響を与えます。
不眠でお悩みの方は、睡眠導入剤の代わりにアルコールを飲むことは、やめましょう。

アルコール摂取後の快眠は難しいですが、飲み始めの段階で、たんぱく質や脂質を含む、枝豆やチーズ、ナッツなどを少量口にしておくことで、吸収をゆるめることができます。

睡眠導入剤を服用する場合は、アルコールはNGです。睡眠導入薬には、筋肉をゆるめ、呼吸を抑制する働きがあります。
この働きがアルコールにより、作用が増強され、無呼吸を引き起こし、最悪の場合は、呼吸停止を引き起こす可能性もあります。そのため、飲酒時は、睡眠導入薬の服用は避ける必要があります。

今月の医療クイズ

お茶でうがいすると風邪の予防になる。○か×か?

答えを見る

答えは、「○」です。
緑茶に含まれる「カテキン」には殺菌作用があるので、うがいをすることで喉を消毒してくれます。

 次回の更新もお楽しみに!

「知っ得!薬剤師コラム」では日本調剤の薬局でお配りしている健康情報誌 日本調剤新聞「かけはし」から情報を抜粋して掲載しています。

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